派遣社員の保険、福利厚生など
働く上で、日々の生活を充実させることは大切です。そのときに必要となるのは、保険や福利厚生です。
正社員と違い、派遣社員はそれらの要素が不安定ではないかというイメージがありますが、派遣会社にもそれらの要素を充実させているところはあります。
ここでは保険、福利厚生、そして役所の手続きといった派遣社員の環境についてまとめていきます。
◇派遣社員の保険
派遣社員も条件を満たすことで加入できます。
1.社会保険
健康保険と厚生年金保険をあわせてこう呼びます。社会保険の加入には「2ヶ月を超える雇用契約」、「1日または1週間の労働時間、1っかげつの労働日数がともに通常社員のおおむね4分の3以上」であることをクリアすれ馬その資格を得ることが出来ます。
2.雇用保険
雇用保険は、失業した場合などに給付手当をもらえることで、労働者の雇用と生活の安定を行うものです。社会保険のくくりに雇用保険が入ることもあります。
雇用保険にも加入の条件があり、「同一の派遣会社から1年以上繰り返して派遣される見込みがある」、「1週間の労働時間が20時間以上」となっています。
社会保険は強制保険であるので条件を満たした人は、加入しなければなりません。
★保険のメリット
健康保険
・病気けがで働けないときに標準報酬額の3分の2相当の傷病手当金が支給される。
・扶養家族が増えても保険料据え置き
・子供が出来たら出産育児一時金が支給される。本人の出産であれば出産手当金も支給される。
・保養施設を格安で利用できる。
厚生年金保険
・65歳以上になれば老齢基礎年金と老齢厚生年金がもらえる。
・障害をおったときに障害基礎年金と障害厚生年金もしくは障害手当金がもらえる。
雇用保険
・失業したら失業基本手当がもらえ、再就職をすれば再就職手当がもらえる。(条件を満たした場合のみ)
・3年以上の加入であれば、厚生労働大臣の指定する教育訓練の受講終了後に教育訓練費用の一部が支給される。
★必要書類
・年金手帳
・基礎年金番号通知書(年金手帳が青色以外の場合)
・雇用保険被保険者証
ほかに各派遣会社で必要な種類が出てくると思います。また扶養する家族がいる場合など、労働者の家庭環境などの条件によっても変わってくるはずです。
◇福利厚生
福利厚生は上記の保険に加えて、各派遣会社でキャリアアップの補助などさまざまな取り組みをしています。
傾向的に大手であれば保養施設が充実していたり、手当を支給していたりと言うことはありますが、中小の派遣会社でもそれらをきちんと整えているところもあります。
派遣登録をする前に、まずはどのような福利厚生があるのかをきちんと確かめましょう。
★福利厚生の種類
まず基本的に社会保険はほとんどそろっています。そして有給休暇。有給休暇は取得条件があり「6ヶ月以上の継続勤務」、「全労働日の8割以上の出勤」その権利が得られます。雇用契約自体が短期でも同じ派遣会社で繰り返し契約を継続・更新することで権利が生じます。
後は各派遣会社の独自の取り組みですが、わかりやすくするために大手の福利厚生についてみていきましょう。
アデコ
社会保険・有給休暇・健康診断
海外・国内宿泊施設の割引優待
スポーツクラブの割引優待
ワンデースクールの割引優待
遊園地などのレジャー・スパ施設の割引優待
映画・カラオケなどのエンターテイメント施設の割引優待
エステなどの癒し&ビューティー施設の割引優待
ベビーシッターやベビー用品などの割引
OAスクール・TOEIC割引価格での受講などスキルアップ補助
ほかにキャリアカウンセリングやメンタルケアサービスなどの派遣ライフのサポートを行っています。
インテリジェンス
社会保険・有給休暇
国内宿泊施設および提携施設の会員価格優待
マネー講座の開催
スポーツ倶楽部の割引優待
メンタルケアサービス
TOIEIC割引価格での受講などのスキルアップ補助
子育て相談窓口、チャイルドケアサービス、仕事復帰プログラムなどの出産・育児サポート
ほかにコミュニティ誌の発行などを行っています。
リクルートスタッフィング
社会保険・人間ドック・有給休暇
スポーツクラブ割引優待
契約代理店を通じての宿泊補助
健康相談&メンタルヘルスカウンセリングなど心のケア
ベビーシッター割引制度
キャリアカウンセリング
QAレスキュー
福利厚生においては保険、施設、スキルアップ、子育てなどのライフサポートが大体共通する点です。派遣会社の比較を行う際には、これらの点がどの程度充実しているかを見ることで自分の気に入った派遣会社を選ぶことが出来ると思います。
パートの場合は条件を満たして入れば保険に加入できますが、なかなかその条件を満たすことは難しくまた加入料が給料から天引きされるわけでもないので自分で支払いに行くことになります。また保養施設の利用は出来ません。対して派遣と正社員の違いは条件を満たしていれば、受けられる福利厚生はそれほどかわりません。
その意味では派遣社員と正社員は平等に近くなっているのではないでしょうか。
◇派遣社員の確定申告
派遣社員の確定申告は12月に働いていた派遣会社が年末調整をしてくれます。それ以外の月で別の派遣会社に働いていた場合それぞれの派遣会社に源泉徴収票を発行してもらいましょう。そしてもらった源泉徴収票を12月に働いている派遣会社に提出することで確定申告が出来ます。
もし12月に働いてない場合、自分で源泉徴収票をもとに確定申告をしなければなりません。